はじめに
こんにちは。
レバレジーズでHRTech系SaaS NALYSYSの開発チームでEMをやっております、下畑と申します。
11月に弊社エンジニア6人 + 人事1人の計7人でフルマラソンに参加しました。
全員フルマラソン未経験でしたが、7人中6人が完走することができました。
この喜びを多くの人に伝えたいと思い、今回記事にしてみました。
この記事を読むとわかること
- 4ヶ月でフルマラソンを完走する方法
- 4ヶ月の練習を乗り切る術
- 弊社エンジニアの人柄
- フットワーク軽すぎぃ!
- やり切る胆力もってんだよな
- 弊社エンジニア組織のハートフル感
ことの発端
弊社では朝の始まりをご機嫌な気分で始めるために、毎朝Good & Newという時間があります。
週替わりで部署を跨いだ社員同士の予定が組まれ、昨日あった面白かったことや、最近始めたことを紹介しあいます。
7月某日のGood & Newがことの発端でした。
弊社PdM「最近妻に太ってるのをなんとかしろって言われてフルマラソン出ることになったんですよ。」
わたくし「いいじゃん。いつ走るの?」
弊社PdM「11月のひたちシーサイドマラソンに出ます。」
わたくし「いいじゃん。俺も出たろ。」
なぜ二つ返事で参加すると言ったかというと、私はPdMのお腹がそこそこ出ていることを知っていたからです。
この人が走れて自分が走れないわけがない。
走れなかったとしても、彼も走れないから別に恥ずかしくない。
だったら出ようと。
そういうことです。
仲間を求めて
2人だけの参加だとイマイチ盛り上がりにかけると思ったので、事業部内のメンバーに声をかけてみました。
日課でマラソンをしている人を筆頭に色々声をかけた結果、今回のエンジニアランナー6人が集まりました。
まさかこんなに集まるとは思いもしていなかったです。
フルマラソンという競技のもつ魅力と、弊社エンジニアのフットワークの軽さに驚きました。
今回仲間集めで学んだことは、
「筋トレをしている方は、有酸素運動の量にうるさい傾向があるため誘わない方がいい」
ということです。
練習メニューの模索
フルマラソンを走るために我々はなにをやればいいのか?
周りに専門家がいるわけでもなかったので、情報収集から始めました。
7月中旬に走ろうと発起したので、本番まで4ヶ月ちょっと。
しらべてみるとこんな記事を見つけました。
【4ヶ月の練習でフルマラソン完走!】初心者用16週間トレーニングプラン
これを守って練習しようと決めました。
要約するとこんな感じです。
1ヶ月目:
平日 30分〜40分 × 2
週末 60分〜80分
2ヶ月目:
平日 30分〜40分 × 2
週末 16km〜20.8km
3ヶ月目:
平日 30分〜40分 × 3
週末 25km
4ヶ月目(最初の2週間):
平日 30分〜40分 × 3
週末 30km以上
4ヶ月目(最後の2週間):
休息期間
週に1時間くらい走る
当時はこのメニューのおそろしさを知らぬまま、4ヶ月の練習でも完走できる希望があることにただ喜んでいました。
絶望と人間の持つ可能性に震えた初週
練習を開始してまもなくみんなが感じたことを書きます。
30分走ると4kmから6kmくらい走ることになりますが、その時点でとてつもない筋肉痛をみんな味わいました。
フルマラソンを走り切るためには10倍くらい走らないといけないと想像したとき、
やろうとしていることの過酷さを感じるとともに、
4ヶ月間このトレーニングメニューをこなしフルマラソンを完走できるのであれば、人間の成長ってすごいんじゃない?
と感じざるをえませんでした。
この困難に打ち勝つにはなにかしなきゃと。様々な策を講じていきます。
困難に打ち勝つための作戦 その1
stravaというサービスをご存じでしょうか?
ランナーや自転車乗り向けのSNSなのですが、走ったデータを記録し、フォロワーに対して共有することができるサービスです。
参加するメンバーにはこのSNSに登録してもらい、走った記録を共有するようにしました。
もちろんSNSなので、いいね機能(stravaだと”kudos”です☺️)やコメント機能があり、
走った記録に対して毎回みんなからいいねやコメントがもらえました。
同じ辛さを共有しているメンバーからの励ましは嬉しいですし、
メンバーの頑張りも見えるのでとても励みになりました。
困難に打ち勝つための作戦 その2
カレンダーに定期ランの予定を入れました。
走ってサウナ入って、たらふく食べて酒を飲む会なのですが、
日々の練習とは違い、おしゃべりしながらゆっくり走りますし、
マラソンのストイックなイメージを払拭するにはいい効果があったかなと思います。
予定はこんな感じで人が集まったら開催です。
ランニングステーションはととけんを利用していました。
走ったあとのサウナとビールが最高のお店です。おすすめです。
意外な副作用
定期ランは「フルマラソンに挑戦するのは遠慮しておきます」という方であっても誘いやすく、
会社の飲み会などで興味を持った方を積極的に誘いました。
この定期ランをきっかけに、フルマラソンに参加すると決めた人事部の方がいらっしゃいます。
彼女も無事に完走しました。(すごい)
他部門との交流が多いのも弊社の特徴かもしれません。
怪我との戦いと練習メニューの見直し
毎週1.6km(1マイル)ずつロングランの距離を増やしていきますが、距離が20kmを超えたあたりで皆どこかしらの故障を経験しました。
怪我をすると練習時間を失うため、4ヶ月という限られた時間で練習している我々は精神的にも追い詰められました。
まわりが練習するなか練習できない不安感は筆舌に尽くしがたいものがあります。
フルマラソンを完走するために必要な要件を新たに探し求めたところ、この記事に出会いメンバーに共有しました。
ロングランの距離を伸ばすのではなく、週の距離を伸ばすよう練習メニューを変えた結果、怪我をせずにフルマラソン当日を迎えることができました。
部活動チャンネル
弊社では非公式の部活を勝手に旗揚げすることができます。
slackで部活用のチャンネルを自由に作ることができるのですが、我々もこのようにチャンネルを作成し情報共有する際に使っておりました。
いざ、フルマラソン旅行
日立市での開催だったので、月曜日に有給を取得し2泊3日のフルマラソン旅行になりました。
マラソンは日曜日だったのですが、翌日のダメージが想像できず、帰りの道路で事故のリスクもあったためこの日程を組みました。
行きと帰りはわちゃわちゃ観光を楽しみ美味いものを食べ、宿はairbnbにみんなで泊まりわちゃわちゃしました。
これまでの練習や仕事で関係性ができていたため、観光中も宿泊中も無駄な気遣いをせず、ストレスなく過ごせました。
これって地味にすごいことかなと思っています。
こうして記事を書いてみると当日のことはあまり書けることはなく、ひたすら辛かった。
皆身体を壊さず完走出来たのが良かったです。
凱旋
東京に帰ってきてから、なんだか思いが溢れちゃってLINEのグループでメンバーへの感謝を伝えました。
それに応じてみんなも色々書いてくれてとてもエモかったです。
6人同時に有給をとった我々を、温かく応援してくれた他のチームのメンバーにもここで感謝させてください。
おわりに
皆仕事の合間を縫ってやりたいことをやるために練習時間を捻出しました。
社会人として大事なことな気がします。
こうして過程を書いてみると、計画を立てたりそれを履行したりと、仕事とやってることあんまり変わらないんじゃねえかと思いました。
ただ、普段はあまり一緒に仕事をしない、チームを超えた関係性のなかでそれが出来たことがとても貴重だったと思います。
また、マラソンの経験者がいるなかでの話だとまた違った感情になりそうだと思います。
みんなが未経験で訳も分からないなかでフルマラソンに挑戦した、という経験がもたらすもののかけがえのなさは確かに存在するのかもなと思いました。
フットワーク軽く誘いにのってくれて、これほどの辛い練習に付き合ってくれたメンバーの皆様。ありがとうございました。
ここまで読んでくれて、こんなハートフルな仲間と働いてみたいと感じた読者の方。仕事を超えた関係性を作りたいと感じたそこのあなた。フルマラソンを人生で1回は走ってみたいと思っているそこのエンジニアの方。
是非是非、こちらからご応募待ってます☺️
我々のチームの雰囲気がよくわかる動画がYoutubeにも上がっておりますので、
興味を持たれた方はお時間ある時にみてみてください。