第一回24時間AIハッカソンで準優勝しました

はじめに

テクノロジー戦略室クロスエンジニアリングチームの小林京輔です。業務では主にフロントエンドエンジニアとして、複数チームでフロントエンドのレビュー、ペアプロをしてます。

先日、社内のエンジニアと一緒に参加した(株)サードウェーブ主催第一回24時間AIハッカソン(2023年11月3・4日)で準優勝することができたので、ハッカソンで作成したアプリについて紹介したいと思います。

ハッカソン:connpass.com 記事:forest.watch.impress.co.jp

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開発したアプリ

せっかく作るなら社会課題を解決するようなアプリケーションを作ろうという話になり、最終的に日常生活におけるストレスや精神的な負担を軽減し、誰もがいつでもどこでも気楽にアクセスできるパーソナルヘルスケアAIと銘打って「Kiraku」というアプリを24時間で作りました。

以前、看護ケアと現象学的研究を読んだことがあり、現象学的ケアという概念が新鮮に感じられました。

症状について対処するのではなく、患者さんの意向に沿った形でケアを行うこと(現象学的ケア)は、現象学的な文脈における「志向性」に着目した方法だと考え、現象学の流れを汲んだ概念を社会に実装したいという思いがありました。

上記を踏まえて、作成したアプリには大きく分けて2つの画面があり、問診画面、チャット画面があります。

問診画面では、いくつかの設問に答えてもらう形で、ユーザーの傾向を判定しました。

まずは精神的な悩みを抱えたユーザーに対する理解が必要だと考え、直面している問題に対して寄り添いを期待するタイプと、具体的な課題解決を求めるタイプの2つを想定し、プロンプトデザインをすることで問診を行います。

チャット画面では、各タイプに応じた応答をするようにプロンプトを書き、応答させるように設計しました。 寄り添いを期待するタイプのユーザーに対しては、常に共感とカジュアルな会話で悩みを和らげるように応答させ、具体的な解決を求めるユーザーに対しては問題解決に焦点を当てた直接的な質問とアドバイスをするようにし、ユーザーの傾向に合わせてパーソナライズされたチャットボットを作りました。

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さいごに

今回、人生で初めて参加したハッカソンでしたが、24時間という短時間で動くものが作れ、また準優勝という結果に結びついたことは素直に嬉しかったです。 また、深夜まで残ってくれたメンバーと一緒に開発して、組織として一つの目標に夢中になれたことは貴重な体験になりました。

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