新卒エンジニアが1ヶ月かけてマーケティングを学んだ話

はじめに

 こんにちは。21卒エンジニアの田中、五十嵐、益子です。

 エンジニアの新入社員向け研修といえば、開発に関わる研修を中心に受けるのが一般的だと思います。レバレジーズでは、エンジニアもマーケティング職と同じプログラムでマーケティング研修を受けます。約1ヶ月間、マーケティングの基礎の学習から始まり、最終的には顧客理解に基づいた「重視すべきサービスが提供する価値の定義と改善施策」の提案を行いました。

 本記事では、実際に研修を受けた体験談を通じて、なぜレバレジーズのエンジニアはマーケティング研修を受けるのか、どのようなことを学ぶのか、配属後の業務にどのように活きているのかを紹介します。

顧客理解×エンジニアリング="いいサービス"

 レバレジーズにとってマーケティングとは、「顧客のニーズを満たすこと」であり、顧客に最適な解決策を提供することです。

 なぜレバレジーズのエンジニアは、マーケティングを学ぶのでしょうか。

 レバレジーズは、セールス・マーケター・デザイナー・エンジニアなど、さまざまな職種が社内にいるオールインハウスの組織です。職種の枠を超えたスピード感のあるコミュニケーションや連携を通じて、様々な事業を展開しています。その中で、顧客理解に基づいた"いいサービス"を作り上げるために、エンジニアはマーケターやデザイナーの考え方を理解した上で、密にコミュニケーションをとり、実践する必要があります。

 そのためにエンジニアもマーケティング研修を受けることで、マーケターが業務でどんなことをしているのか、どういった思考のプロセスが求められるのかを学びます。

こんなメンバーがマーケティング研修を受けました

田中

「新規の事業作りをしたい思いが強く、オールインハウス組織で、若いうちから職域を広げた働き方がしたいと考え、レバレジーズへの入社を決めました。マーケティング研修はすごく楽しみでしたが、正直どんなことをやるのか想像つきませんでした。」

五十嵐

「会社として急激に成長しており新規事業に携われる可能性が高く、他職種との関係性が密なため、求められるスキルの幅が広いと考えレバレジーズへの入社を決めました。マーケティング研修を受ける前は、研修が楽しみな気持ちが半分と、内定者インターンをしていたチームから離脱することに対する不安が半分ありました。」

益子

「エンジニアとして技術を大切にしながらも、マーケティングや事業開発まで職能を広げたいと思い、レバレジーズへの入社を決めました。学生時代は受託開発企業で働きつつ、マーケティングのゼミで事業計画書を作り、役員への事業提案もしていました。3人の中でも特にマーケティング研修を楽しみにしていたと思います。」

どんなことをしたのか

 次に、マーケティング研修の内容について紹介します。この研修では、レバレジーズのマーケターがどんな考え方や方法で業務に取り組んでいるのかを学びました。実務レベルで実際のレバレジーズの事業部のデータ分析を行い、データを元にペルソナ設計からUX(顧客体験)改善施策立案まで行いました。

 具体的には以下のプログラムです。

  • ロジカルシンキング研修
  • マーケティング概論
  • ビジネスモデル研修
  • UX研修
  • プロモーション研修
  • オウンドメディア研修
  • CRM研修
  • データ活用研修
  • プロセス研修

 これらの研修を受けた後に、最終アウトプットとして、レバレジーズの既存サービス改善施策提案を行いました。

 改善施策提案では、顧客が求めていることや提供している価値から、サービスとしての理想状態を自分たちで定義しました。そして、顧客インタビューの記録や実際のデータ分析を通じて、最適な顧客体験を提供するために何が足りないか、どのターゲットに対して施策を打つべきかを特定しました。

 顧客体験を考える際には、研修で学んだペルソナ設計やカスタマージャーニーマップ設計などのアプローチを活用。定義した顧客体験を実現するための施策を立案し、営業現場のヒアリングや期待できる効果検証・工数の見積もりなども行い、顧客の理想や現場の実情に即したアウトプットにこだわりました。

研修を受けて感じたこと

田中

 元々、エンジニアでも事業課題の解決やサービス改善施策立案をやりたいと思っていたので、マーケティングの基礎を学ぶ時間があることはすごく貴重な時間でした。研修では、より良いサービスやプロダクトを作るために顧客理解が大事なことを学びました。    現在は、「ハタラクティブ」というメディアの開発を担当していて、チームで顧客インタビューを実施し、顧客理解に基づいた改善施策を実行しています。

エンジニアの立場でも顧客インタビューに積極的に関わらせていただき、職種を問わずチーム全体で顧客のことを考えた改善施策を進めていくことに、レバレジーズの良さが表れていて、僕が目指していた職域を広げた働き方ができています。配属されたばかりですが、さらにマーケティングの思考を生かした施策提案などにも挑戦していきたいです。

五十嵐

 研修でマーケターの実務に近い経験をさせていただいたのは、とても貴重な経験で、たくさんのことを勉強させていただきました。僕は現在、新規開発の事業部に所属しています。新しいプロダクトを作る上で、まず顧客に対してどんな体験や価値を提供するかを考え、それを実現するためにどんな機能が必要かを定義する必要があります。

 最初にUXをどれだけ深く考えられるかがその後のプロダクトの価値を左右すると考えているので、新規開発でもUXを意識して業務に取り組んでいます。エンジニアリングだけでなく、幅広い知識を身につけて業務に望んでいきたいという、選考時に抱いていたことを実際に経験できています。今後、サービスがリリースされたら、マーケティング戦略が本格的に動き出すため、その際に、研修で学んだことを更に活かし、開発業務の枠を超えたエンジニアになれるように挑戦を続けていきたいです。

益子

 自分はエンジニアの枠を超えて、課題定義から戦略・戦術の策定、さらには事業開発まで関わりたいと考えていました。そんな自分にとって、社内のマーケターから社内で取り組むマーケティングを網羅的に学べる機会は、非常に貴重なものでした。

マーティング研修で得た知見は、既に業務にも活きていると感じています。開発業務において、各事業課題が設定された背景に意識が向くようになり、「仮説に対しての検証施策に対し、細かな変更に対応できる記述になっているのか」などの新しい視点を持つようになりました。    開発業務以外では、エンジニアリング以外の職域にも挑戦するために、顧客ニーズ・顧客行動の調査などの積極的な情報収集を始めました。まずは何を目的に、どのようなタスクが動いているのか、業務の現状を理解することから取り組んでいます。顧客ニーズの調査方法や顧客行動の調査方法は企業によって異なりますが、マーケティング研修で実務のプロセスで調査手法を学んだことで、スムーズに必要な情報を理解することができています。エンジニアとしての職域にとらわれず、マーケティングを含め、幅広い面から事業に貢献できるプレーヤーになるため、今後も積極的な取り組みを続けたいと思っています。

最後に

 3人とも配属先での業務も異なるため、研修で学んだことの活かし方が異なりますが、顧客体験や施策背景といった様々な視点を持って開発業務に取り組むことで、確実にそれぞれにとってプラスになっています。

今後は、サービスやプロダクトを利用する顧客について理解した上で、「いいサービス」の開発に取り組み、社会に影響を与えられる人材となるために、切磋琢磨して日々努力していきます。

 「マーケティングも学びたい、若いうちから職域を広げて将来的に、事業をリードするエンジニアを目指したい」と考えている方は是非レバレジーズで一緒に働きませんか。お待ちしています! https://leverages.jp/recruit/