テックフェス2025 夏レポート

はじめに

こんにちは、レバレジーズ株式会社で普段はSREをしている斉藤です。
そして今回は、「テックフェス2025夏」運営委員長を務めさせていただきました。

本記事では、レバレジーズグループ全体のエンジニアが一堂に会した 「テックフェス 2025 夏」 の様子を紹介します。

今回のテックフェスでは、「AI × エンジニア」 を軸に、
御田稔(みのるん)氏によるAIをテーマにした基調講演、総勢80名が参加したAIハッカソン、AWS社をお招きして行われたAIエージェントのハンズオンなど、さまざまなコンテンツを実施しました。
この一日を通して、「AIをどう活かし、どう学び、どう仲間とつながるか」を全員で考える場となりました。

当日の雰囲気は動画でも紹介していますので、👇️からぜひご覧ください!

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テックフェスとは

テックフェスは、レバレジーズグループに所属するエンジニアを対象に、半年に一度開催される社内最大級の技術イベントです。
エンジニアが新しい技術に興味を持ち、みんなで学び合うことを目的に、組織全体の技術力と交流を高める“社内の技術祭”として続いています。

このイベントの特徴は、事業部の垣根を超えて“有志のエンジニアたち”が自ら運営していること。
普段は異なる開発チームに所属するメンバーが横断的に集まり、テーマ設計から企画・広報・当日の運営までを自分たちの手で作り上げています。

2025年8月7日に開催された 「テックフェス2025 夏」 のテーマは、
「Leverages Singularity 〜仲間とつながり、AIとともに歩む未来〜」

このテーマを掲げた背景には、会社として掲げている“1兆円規模の企業を目指す”という大きな目標があります。
その未来を支えるエンジニア組織として、AIを軸に次の2つの側面から進化していく必要があると考えました。

① 既存サービスの成長加速
AIを活用することで、日々の開発生産性を大きく引き上げるだけでなく、サービス自体にAIを組み込むことで価値を何倍にも拡張できる。そうした未来が現実的になってきています。
その第一歩として、全エンジニアが“AIを使いこなす”きっかけを提供したいという思いがありました。

② 新規プロダクトの創出
これからのレバレジーズには、既存の延長線ではない新しい事業を自ら生み出す力が求められます。
AIの登場によって、アイデアを形にするまでのハードルは劇的に下がりました。
「自分でも作れるかもしれない」
「ちょっと試してみようかな」
そう思える文化を根づかせるためにも、AIをテーマにしたフェスを通して、全員が挑戦できる環境がすでにここにあることを伝えたい、という狙いがありました。

このような背景のもと、「AI × エンジニア」という共通テーマで、全員が同じスタートラインに立ち学べる1日をつくりました。

下記では今年のテックフェスのそれぞれのそれぞれのコンテンツの様子を書いていきます。

基調講演

今回は御田稔(みのるん)氏に「まだ間に合う!AIエージェントに入門して、LLM時代に生き残れるエンジニアになろう」という題名で、最新トレンドとAIエージェントの今後の展望についてお話ししていただきました。

登壇者紹介

御田稔(みのるん)氏

  • KDDIアジャイル開発センター株式会社 テックエバンジェリスト
  • 技術の楽しさを伝える活動を行いながら、クラウドやAI領域の内製開発・プリセールス・技術コンサルティングに従事しています。
  • AWS Community Hero、AWS Samurai、2025 Japan AWS Top Engineer & All Certs、Qiita 2024 Top Contributor認定
  • 著書:
    • 『Amazon Bedrock 生成AIアプリ開発入門(SBクリエイティブ)』
    • 『やさしいMCP入門(秀和システム)』
    • 『AIエージェント開発/運用入門(SBクリエイティブ)』

学び、感想

今回の基調講演は、まさに「AI × 人間の未来」を体感できる時間でした。
AIエージェントやMCPのような進化の激しいテーマを、AIの進化の流れやトレンドの変化とともに紹介いただき、AIの基礎から最前線までを一気に学べる貴重な2時間でした!

AIの理解が整理され、「実際に触ってみたい」に変わった瞬間
みのるんさんの解説によって、これまで断片的だった AIエージェントやMCPの仕組みが整理され、全体像として理解できた という声が多くありました。「点だった知識が線になった」というイメージに近いと思います。
また、ライブデモでは、Claude Codeを使ったAIコーディング実演を披露していただき、みのるんさんの普段の使い方や、AIコーディングツールを活用する際に意識しているポイントなど、目から鱗の情報が満載でした。
参加後のアンケートでも、「これなら自分も試せそう」「AIエージェントを触ってみたい」など、講演が行動につながったという声が多く寄せられています。

キャリアの話が心に刺さった
30歳を過ぎてからフルスタックに転身したというみのるんさんの言葉に、
「自分もまだ挑戦できる」「AIを家庭教師にして学んでみよう」と勇気をもらった人がたくさん。
特に「手を動かすことが一番の学び」というメッセージは、多くの参加者の原動力になったと思います。

運営として感じたこと
今回のテーマ「Leverages Singularity 〜仲間とつながり、AIとともに歩む未来〜」を、みのるんさんがまさに体現してくれました。
AIはエンジニアを置き換えるのではなく、可能性を拡張する存在。その希望を、会場中が共有できた時間でした。

みのるんさん、心動かされる講演をしてくださり、本当にありがとうございました!
参加者・運営ともに、忘れられない一日になりました。

AIハッカソン

概要

テックフェスで特に盛り上がったメイン企画が「AIハッカソン」です。
当日ランダムに組まれた3人1組のチームが、コードを書かずに自然言語だけでアプリケーションを開発させるバイブコーディング形式で実施しました。
審査については、予選を各ブロックの参加者同士がお互いに発表・評価をし、決勝は各ブロックの1位が全体に対して発表し、参加者全員に加えて決勝用の審査員が評価をする形式で行いました。審査員は、エンジニア職種以外の他部門の方々、基調講演のみのるんさん、AWSハンズオンでいらっしゃったAWS社員の方々にご参加いただきました。

この企画の根底には「自分の考えを、AIの力を使ってすぐに形にできる」という感動を参加者に体験してもらいたいという思いがありました。この企画を単なるおもしろアプリ開発大会で終わらせないために、運営チームで様々な角度で議論を重ねました。運営チームが拘った2つのポイントを紹介します。

評価軸について

どのような観点で、誰が評価するべきか?という点で
当初は「完成度(見た目)」と「アプリの面白さ」の2軸で詰めていたのですが、ウケ狙いを求めたおもしろアプリを作る大会になり得るのが懸念でした。一方、「社会へのインパクト」「マネタイズ」「市場規模」などのビジネス観点を求めてしまうと、参加するエンジニアが評価を適切にできないのが課題でした。
あくまでも社内イベントで事業ハッカソンではないため、今回は「あたなはその事業に参加したいか?」という主観的な熱量をもたせた評価軸を設けることにしました。

環境の整備

当初は、既に業務で利用されているGeminiやCopilotで十分だろう、という声が多数ありました。しかし運営メンバーがBolt.newやReplitといった最新のAIツールを実際に使ったところ、アウトプットのクオリティにかなり感動しました。この感動をぜひ参加者全員にも体験してほしい!という強い思いから、情シス部門と交渉し、Bolt.newやReplitを利用できる環境を用意しました。

当日の様子

予選から、どのチームも想像を超えるクオリティのアプリケーションを生み出してました。予選を勝ち抜いた4チームによる決勝戦は、M-1グランプリ方式のプレゼンバトルに加え、審査員からの鋭い質問との攻防戦も相まってかなり大盛り上がり!優勝はなんと「ヒエログリフ教育アプリ」でした笑。
また終了後のアンケートでは、満足度96%を記録。「楽しかった」「Replitが凄かった」等嬉しい声を多数いただきました。

AWSハンズオン

今回は、AWS社のソリューションアーキテクト(SA)の方を講師にお招きし、「AIエージェントシステムの開発からAWSデプロイまでを体験できる実践ワークショップ」を開催しました。
AIエージェントの仕組みを学ぶだけでなく、実際に手を動かして開発からAWSへのデプロイまでを一貫して体験していただきました。
参加してくださった方々から「AIエージェントに触れる良いきっかけとなった」「理解が深まった」というご意見をいただき、大変嬉しく思います☺️

ご登壇いただいたAWS社のソリューションアーキテクトの方、そしてご参加してくださった皆様、本当にありがとうございました!!

セッション・LT

セッションには、8名の方に登壇していただきました。
発表者の皆さん、ありがとうございました。

  • AIエージェント開発組織を構築してみた(レバレジーズ システム人事戦略室 田中瑚大さん)
  • 開発した/開発中製品をGo To Marketするために生成AIをフル活用してみた(レバレジーズ NALYSYS開発部 瀬上真宏さん)
  • 失敗から学ぶAI駆動開発:ハッカソンで直面した課題と打開策(レバレジーズ テクノロジー戦略室 苑田朝彰さん)
  • コンサルティングサービスの仮想化を通じたAI時代における新しいBPR方法論(レバテック クオリティアシュアランス事業部 篠塚亮彦さん)
  • Devinとは何だったのか(レバレジーズ NALYSYS開発部 桐生直輝さん)
  • AIで成長を加速させる ─ Obsidian in Cursor 活用(レバレジーズ ソリューション開発部 斎木克馬さん)
  • AITuberの構築に伴うコンテキスト管理と記憶要約戦略(レバレジーズ テクノロジー戦略室 原田将貴さん)
  • 「感謝」を「コード」で紡ぐ:LevLetter開発秘話とAI時代のキャリア(レバレジーズ メディアシステム部 阿部倉怜さん)

懇親会

テックフェス終了後には、懇親会も開催。事業部の垣根を越えた交流が生まれていました。
ここでも「仲間とつながる」というテーマのとおり、普段なかなか交流のない事業部同士のエンジニアたちが垣根を越えて盛り上がる時間になりました。

会場では、フェスで登壇・体験した内容をもとにしたテックフェスクイズ大会を実施。学びを振り返りながら、自然と会話と笑顔が生まれていました。

さらに、テーブルにはピザ、寿司、お酒など豪華な食事も用意され、「技術×食×人」の三拍子がそろった最高の締めくくりとなりました。
最後まで“お祭り”らしい熱量と笑顔に包まれた夜でした。

最後に

今回のテックフェス2025夏は、「Leverages Singularity 〜仲間とつながり、AIとともに歩む未来〜」というテーマのもと、AIを軸に“学び・挑戦・つながり”が交差する特別な1日となりました。
参加者の全体満足度 8.4 / 10、AI活用への期待値 7.9 / 10 と、過去最高の評価をいただきました。
基調講演・AIハッカソン・ハンズオン・LT・懇親会のすべてが連動し、「AIが人の創造力を拡張する瞬間」をみんなで体感できたことが、今回最大の成果です。

運営委員長として迎えた初のテックフェス。
250名近くが参加する大規模イベントということもあり、正直、準備段階からずっと緊張していました。
それでも、当日あの熱気と笑顔に包まれた瞬間、「やってよかった」と心から思えました!
何より、このテックフェスを支えてくれた13名の運営メンバーに心から感謝しています。
それぞれが本業の合間を縫いながら、企画・広報・司会・映像・装飾・運営と全力で取り組んでくれました。
そして、当日の様子を撮影・編集を担当してくださった採用広報チームの清水さん。
フェスの熱量をそのまま映像に残してくださり、本当にありがとうございました!(動画はこちら )
みんなの笑顔と熱意があったからこそ、このテックフェスは成功しました。
AIの時代になっても、“人と人がつながる力”こそが最大のエンジニアリングだと思います。

最後までお読みいただきありがとうございます!
それでは、次回のテックフェスでまたお会いしましょう!

レバレジーズでは、社内で技術ノウハウの共有を行うイベントはもちろん、外部から著名な方をお呼びして貴重なお話を聞く機会を積極的に設けております。
レバレジーズに少しでも興味を持っていただけた方は、こちらからエントリーをお願いします。

会社説明資料

エンジニア職採用|レバレジーズ株式会社

P.S.

今回のテックフェス、朝から会場がいい香りに包まれていたのをご存じでしょうか?
実は社内エンジニア有志の「コーヒー事業部」がコーヒーを提供してくれてました!
コードも書けて、豆も挽ける。そんな“フルスタックな男たち”の奮闘記はこちら

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