レバレジーズの新卒エンジニアって何するの?そんな君に伝えたい、1ヶ月目のリアル。

はじめに

こんにちは!レバレジーズに25卒のエンジニアとして入社したイツキです。

この記事を読んでくださっている方の中には、レバレジーズに少しでも興味を持っている就活生も少なくないかもしれません。 「実際に入社したらどんな感じなんだろう?」と、リアルな情報を集めている最中なのではないでしょうか。

この記事は、新卒エンジニアとして入社した、イツキ、スガノ、アミタニの3人が最初の1ヶ月をどのように過ごしたか書いた体験談です。

レバレジーズの新卒エンジニアが最初の1ヶ月でどのようなミッションに挑戦するのか。 技術スタックの話やチームの雰囲気だけでなく、それ以上に『ここで働くことは面白いのか、成長できるのか』

現在まさに企業研究を進めている方、レバレジーズのエンジニア職に少しでも興味を持ってくださっている方にとって、何かしらのヒントになる情報を届けられたら幸いです。

【第1章】ミッションは「俺たちのことを知ってもらえ!」~ゼロからの企画挑戦~

入社して間もない私を含む3名の新卒エンジニアに、最初のミッションが与えられました。

開発本部全体のキックオフ(250名規模)で30分間の枠を提供する。そこで君たち3人のことを、先輩エンジニアたちに知らしめてほしい。

驚いたのは、その自由度の高さでした。「君たちがこの会社でどうなりたいか、そのために先輩たちにどう認知されたいかという目的から考え、それを達成する手段を自分たちで企画・提案して良い。唯一の制約は、30分の時間と、何かしらのシステムを開発して使用すること」。

ゼロからの企画を任せてもらえるのかと、同期と共に驚いたことを覚えています。若いうちから裁量を持って挑戦したいと考えていた私にとっては、はじめの一歩として願ってもないチャンスでした。

私たちが目指したのは、単に顔と名前を覚えてもらうだけではありません。「この新人たちは、なかなか面白いじゃないか」「何かやってくれそうだ」「一緒に働いたら楽しそうだ」と、ポジティブな第一印象を持ってもらうこと。それが、これから私たちがこの会社で価値を発揮していくための、重要な一歩になると考えたからです。

そこでまず考えたのが、社内の膨大なナレッジをまとめ、質問に答えてくれるAI Botの開発でした。これならば、私たち自身が会社の情報をキャッチアップするのにも役立ちますし、先輩方の役にも立てるかもしれない、一石二鳥だと盛り上がりました。AIと議論しながら開発を進め、2週間ほどで動作するものが完成。このBotを使って社内ナレッジクイズ大会を実施したら盛り上がるのではないかと、期待は膨らむばかりでした。

そして2週間目の終わり。意気揚々と進捗を報告した私たちに、上司が一言。

「それで、君たちの目的は達成されるの?」

その言葉に、私たちは詰まってしまいました。頭の中が真っ白になるというのは、こういうことかと感じました。

「AI Botを開発しました!」というだけで、私たちのことを「面白い」と思ってもらえるのでしょうか。「一緒に働きたい」と感じてもらえるのでしょうか。

答えは、明確にNoでした。 私たちが社内ナレッジをキャッチアップしたい。私たちがAI Botを作ってみたい。これらは全て、私たちの都合、私たちのやりたいことでした。参加者(先輩エンジニアたち)の視点が、完全に抜け落ちていたのです。

「顧客価値の創造」。レバレジーズが大切にしているこの言葉の意味を、肌で理解した瞬間でした。

私たちの目指した「先輩社員にポジティブな第一印象を持ってもらうこと」という目標を達成するためは、まずは顧客(=相手、今回は先輩社員)の視点に立って考える必要があります。ただ技術的に面白いもの、自分たちが面白いと思うものを作ればいいわけではありません。

この失敗と気づきこそが、最初の大きな成長の糧となりました。上司のたった一言の質問は、厳しさではなく、私たちに本質を考えさせるための、最良の道しるべだったのかもしれません。

【第2章】大幅な方針転換!「自己紹介ゲーム」爆速開発の舞台裏

上司の一言で、私たちの自信作(であったはずの)AI Bot企画は、白紙に戻りました。 正直、少し落ち込みましたが、それ以上に「確かに!」という納得感と、「ではどうするべきか!?」という新たな挑戦への意欲が湧いてきました。この切り替えの早さ、そして「どうすればできるか」を考える前向きな雰囲気がチーム全体にあったことは、振り返るととても良いことだと思います。

改めて、私たちの目的に立ち返りました。

  • 私たちのことを先輩方に知ってもらい、
  • 彼らが面白いと感じてくれ、
  • 一緒に働きたいと思ってもらう。

この3つを、250人の参加者の前で、たった30分で達成するにはどうすればよいか。そして、そこに「エンジニアらしさ」、つまり私たちが開発したシステムをどのように絡めるか。

知ってもらうにも、ただの自己紹介では面白みに欠けるから、ゲーム形式にする。クイズやパズルを解いてもらう中で、自然と私たちの人となりやスキル(の片鱗でも!)に触れてもらう。そして、ゲーム自体の作り込みで「お、この新人たちは技術もなかなかやるな」という期待感を持ってもらう。

悩んだ末、私たちが出した答えは「参加者全員を巻き込む自己紹介ゲームを作ろう!」でした。 振り返ると、シンプルでやや安直な感じもしますね。しかし、目的に照らし合わせた上で、「それを実現するためには?」ということを考えた結果です。目的を達成できるのであれば、安直であるかどうかは問題になりません。

【第3章】「ただ作るだけじゃない」面白さと気持ちの良い大変さ

さて、目的が定まった私たちは、活気を取り戻しました。

しかし同時に、残された時間は、もう3週間を切っていました。設計、開発、テスト…全てを行うには、正直に言って非常に厳しい時間でした。ここからが、まさに「爆速開発」の日々の始まりです。チーム3人で毎日顔を突き合わせ、アイデアを出し合い、役割分担して、猛烈な勢いでコードを書き続けました。

未経験の技術はもちろんありました。新しいフレームワーク、初めて触れるライブラリ…。しかし、レバレジーズには、それを乗り越えるための環境が整っていました。頼れる先輩エンジニアたちが、私たちの初歩的な質問にも根気強く付き合ってくださり、技術選定のアドバイスもいただきました。(本当に感謝しかありません…!)この「いつでも質問でき、助けを求められる」安心感が、私たちの挑戦を後押ししてくれたのは間違いありません。

そして、ここだけの話になりますが、開発の相棒として社内で利用できるGeminiの力も大いに活用しました。 アイデアの壁打ち相手になってもらったり、エラー解決のヒントをもらったり…。まさに現代のエンジニアリングだと感じました。使えるものは何でも使い、最短距離でゴールを目指す。このスピード感は、レバレジーズならではかもしれません。目的ベースで思考し、そのためならば新しい技術やツールでも積極的に試すことを推奨してくれる文化があるからこそ、私たち新卒も臆することなくAIを活用できたのです。

まずはとにかく「面白いゲーム」を作ることに全力を注ぎました。新卒3人、AIにも相談しつつ、アイデアを形にしては壊し、また作る、というサイクルを繰り返しました。1週間で10個以上のミニゲームのプロトタイプが生まれたと思います。

例えば、時間制限付きで次々とクイズが出題されるタイムショック風ゲーム、リアルタイム通信で2人が協力して謎を解くゲーム、そして、私たちが特にこだわったコードエディターを使った謎解きゲームなどです。毎日、作成したゲームをチーム内でお互いにプレイしては、「これは本当に面白いか?」「もっと面白くするにはどうしたら良いか?」と、熱心に議論を交わしました。ただ動作するだけでは不十分です。触っていて「心地よい」「ニヤニヤする」、そんな手触り感を追求しました。この試行錯誤のプロセス自体が、非常に勉強になり、何よりも楽しかったです。

最終的に、私たちが選んだのは2つのゲームでした。1つは、例の「コードエディターを使う謎解きゲーム」。もう1つは、「タイムショック風クイズゲーム」です。

コードエディターを使う謎解きゲームは、画面下部のコードを操作しながら、次の問題に進むためのパスワードを画面上から探すゲームです。このパスワードが、私たちの自己紹介にまつわるキーワードになっています。例えば「家庭菜園」。これは、チームメンバーのアミタニの趣味で、正解すると、彼が実際に作った作物の情報など、ちょっとしたエピソードが見られる仕掛けです。これで、ゲームを楽しみながら私たちのことを知ってもらえます。

タイムショック風クイズゲームでは、先ほど知ってもらった私たちの情報を元にした4択クイズを、テンポ良く出題します。数分前に見た情報を思い出してもらうことで、私たちのことをより深く印象付ける狙いです。ゲーム体験としては、かなり面白いものができたという手応えがありました。

しかし、ここでまた一つ、大事な視点に気づきました。

「このゲームは確かに面白い。しかし、参加者の先輩方は、そもそもなぜこのゲームをプレイしようと思うのだろうか?会場の250人全員を、本当に巻き込めるのだろうか?」

第1章での失敗が頭をよぎりました。ただ「私たちのことを知ってください!」だけでは、動機としては弱いかもしれません。ゲームをプレイした先に、何か彼らにとってもメリットや楽しみがなければ…。

残り時間は、もう1週間を切っていました。しかし不思議と、この新たな問題と向き合うのは楽しかったです。以前のAI Botの時とは違い、目的ベースで考えたがゆえに指摘される前に自分たちで発見できたこと。そして、それを乗り越えようとすること自体が、前回の反省が身になっていると言う成長を実感できる「気持ちの良い大変さ」だったからかもしれません。

ああでもない、こうでもないと議論しながら、ラストスパートを駆け抜けた、あの数日間は本当に濃密でした。

【第4章】そしてキックオフ当日!

その後、私たちが見つけた最後のピース。それは…「会場全体を巻き込むチーム対抗戦にして、最後はジェスチャークイズで盛り上げよう!」でした。

開発したゲームにログインしてくれた参加者をランダムに2チームに分け、ゲームのスコアを競ってもらいます。そして、そのスコアに応じて、最後のジェスチャークイズの制限時間が変わるというものです。私たち新卒がお題(私たちの趣味など!)をジェスチャーで表現し、会場全体から声を出して当ててもらうのです!これなら、一体感が生まれますし、何より楽しそうです!

結果からお話しすると、このジェスチャークイズがしっかりハマりました。 開発した、エディタークイズなどで、私たちの名前やちょっとした個性を知ってもらえていたのも、盛り上がりの要因でしょう。 会場のあちこちから声が飛び交い、全体に一体感が生まれ、想像以上の盛り上がりになりました。拙い部分もありましたが、前向きに参加して、場を盛り上げてくれた諸先輩方にも感謝しかないです。

30分間の発表が終わった時、私たちは汗だくでしたが、それ以上に大きな達成感と、やりきったぞ!という喜びでいっぱいでした。 社内イベントだからこその温かさも感じました。当日、機材トラブルもあったのですが、先輩方がサポートしてくださり事なきを得たり…。本当に感謝しかありません。

【まとめ】企画からできるエンジニアって、おもしろい

怒涛の1ヶ月。ゼロからの企画、まさかの大ピボット、そして爆速開発からのキックオフ本番…。本当に、あっという間でしたが、非常に濃い時間でした。

この経験を通して改めて感じたのは、レバレジーズの「新卒の『やってみたい!』を本気で応援してくれる文化」です。企画から任せてもらえる裁量、それを実現するための予算や頼れる先輩というリソース、そして何より、決定から実行までのスピード感。

ただ言われたものを作るだけのエンジニアにはなりたくない。 若いうちから自分で考えて、価値を生み出す挑戦がしたい。 チームで一丸となって何かを成し遂げたい。

── 就活生の時、私が抱いていたそんな想いを、レバレジーズは真正面から受け止めてくれたのだと思います。

反省点も、成長の糧。

もちろん、反省点も山ほどあります。というより、反省だらけかもしれません。特に大きかったのはこの2点です。

  • 当日のネットワーク負荷の見積もり: 想定以上の同時アクセスで、ゲームログインに少しお待たせしてしまいました…。事前の負荷テストや、もっと段階的なアクセス分散を考えるべきでした。これは完全に私たちの準備不足です。

  • 目的意識の再徹底のタイミング: 最初のAI Bot開発は、今思えば「作りたいもの」に目が向き、肝心の「誰に、何を知ってもらいたいか」が甘かったと反省しています。上司に指摘されてハッとしましたが、本当は企画の最初期に、もっと深くチームで突き詰めるべきでした。2回目のゲームの動機付けの課題は自分たちで気づけましたが、これももっと早く気づければ、さらに良いものが作れたかもしれません。

しかし、だからこそ、この1ヶ月での成長の実感は非常に大きいです。できなかったことができるようになった。見えなかったものが見えるようになった。まだまだ未熟なエンジニアですが、確かに、大きな一歩を踏み出せたと感じています。失敗を恐れずに挑戦させてもらえる環境、そしてその失敗から学ぶことを推奨してくれる文化が、この成長を後押ししてくれたのです。

実際、キックオフが終わってから、様々な先輩エンジニアの方々から声をかけていただく機会が増えました。「あのゲーム面白かったよ!」とか、「イツキくん、カードゲーム何をやっているの?」などと。私たちが最初に掲げた「自分たちのことを知ってもらい、肯定的に思ってもらう」という目的は、少しは達成できたのではないかと、今は自信を持って言えます。

もし皆さんが、「ただ作るだけじゃない、企画から関われるエンジニアになりたい」「若いうちから裁量を持って、面白いことに挑戦したい」「最高のチームで、ユーザーに価値を届けたい」そう思っているのであれば、レバレジーズは最高の環境かもしれません。

このブログが、就活生である皆さんの企業選びの、そして未来への一歩の、小さなきっかけになれば幸いです。最後までお読みいただき、ありがとうございました。

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